コスプレ衣装を自作する方法は?作り方のコツや注意点を解説

コスプレ衣装を自作する方法は?作り方のコツや注意点を解説


コスプレ衣装はネット通販やオーダーメイドでの購入も可能ですが、イメージと違ったり、欲しいキャラクターの衣装が見つからなかったりすることもあるでしょう。
コスプレ衣装は自作が可能です。この記事では、コスプレの衣装作りの流れやコツ、注意点を解説します。ぜひ参考にしてください。

「コスプレ、衣装」の商品一覧

コスプレとは

コスプレとは、アニメやゲームなどのキャラクターを真似ることです。キャラクター以外にもヴィジュアル系やロリータファッション、職業制服なども含まれます。

池袋のハロウィンでは、仮装を楽しむ人が多く、コスプレイベントとは異なるクオリティや方向性が見られます。
オリジナルキャラクターのコスプレも認識されており、自分で考案したキャラクターを再現することも特徴です。

コスプレ衣装を自作する手順

コスプレ衣装を自作する手順を解説します。

コスプレ衣装の把握

作りたい衣装の全体図やデザインをしっかりと把握します。アニメやゲームなどの公式資料やイラストを参考にしましょう。
イラストでは二次元で描かれた衣装を三次元に変換する必要があるため、どのように立体化するのかの考慮が重要です。フレアスカートの広がり具合によっては、パニエといった下着も計画に入れる必要があります。

簡単なデザイン画から描き始めると、衣装の特徴が明確になります。スカートの種類や袖の形、襟元のディテールなど、細部までの確認が必要です。
前面だけでなく背面のデザインも描き起こし、全体像を把握しておくことで製作中にも確認できます。自分の寸法を測り、衣装を作る際にサイズ感の考慮も大切です。

型紙の製作

型紙は本やインターネットから入手可能です。作りたい衣装の型紙が見つからない場合は、複数の型紙を組み合わせて使う方法があります。
初心者は、既存の型紙を改造して使用することで、作業を効率よく学べます。襟や袖の形は型紙の改造が難しいため、求める衣装に近いデザインの型紙を選びましょう。

ベースの型紙をハトロン紙に転写して使用し、再利用できるようにカットせずに保存しておきます。型紙には「出来上がり線」と「縫い代線」があり、どちらも転写することが重要です。

布の準備

布は、キャラクターの服の質感やイメージに合った素材を選びます。光沢感や質感が大きく異なるため、イラストを確認してから布を選ぶことがポイントです。
希望する柄の布がない場合は、絵の具で描いたり、フェルトや刺繍で柄を加えたりして工夫します。布の普通幅は110cmであり、事前に型紙を並べて、必要な布の長さを計算してから購入します。

ネットでも購入できますが、質感を確認したい場合は店舗での購入がおすすめです。
シワになりやすい綿100%のシーチングやブロードなど、コスプレ衣装に不向きな布は避けましょう。布のメーター数は少し多めに購入し、失敗した際のために備えます。
購入後はアイロンでシワや折り目をきれいに伸ばしてから使用します。

布を裁断

布を裁断する際は、購入した布にアイロンをかけてシワを伸ばし、型紙をまち針で動かないように固定します。
布を広げ、型紙を並べたあと、チャコペンで型紙の縁を転写し裁断します。型紙に縫い代がない場合は、1〜1.5cmの縫い代を追加して裁断しましょう。 柄に上下がある布や、ベルベット、フェイクファーなどの起毛素材は、型紙の向きや毛の流れに注意が必要です。
型紙の「出来上がり線」と「縫い代線」をチャコペンで転写し、「縫い代線」に沿って裁断します。裁断後は、ほつれ防止のためにミシンで端処理を施します。

布を裁縫

布を裁縫する際は、型紙の指示通りに縫い進め、必要なパーツを組み合わせます。基本的に「中表」で縫います。中表とは、生地の表面が内側になるように合わせることです。
縫い終わったあとにひっくり返すと、縫い代が内側に隠れてきれいに仕上がります。ミシンの使用により、効率よく縫えるため、手縫いよりも仕上がりが速いでしょう。

衣装作りに不慣れな時期は、ゆっくりと慎重に縫うことが大切です。ボタンやリボンなどの立体的な装飾は、縫い終わってからつけます。

最終確認

完成後は実際に着用し、縫い忘れや不具合がないかを確認します。糸がはみ出していないか、縫い漏れや隙間がないか、マチ針が残っていないかも重要な確認要素です。
前面やファスナー部分などの目立つ部分は、念入りにチェックします。
最後にアイロンでシワを伸ばし、形を整えて完成です。撮影後に気になる箇所がないように、最終確認は必須事項といえます。

コスプレ衣装を自作する際のコツと注意点

コスプレ衣装を自作する際のコツと注意点を解説します。

コスプレ衣装の立体化

キャラクターの衣装を立体化する際は、二次元から三次元への疑問点が多くなります。
立体化に困った場合は、素材の見直しやパーツの変更を試みることが重要です。ほかのコスプレイヤーの衣装を観察し、改善点を学ぶ方法も有効です。
「服を作る」ではなく「工作をする」という意識で考えると、解決策が見えてくるかもしれません。

型紙の改造

型紙が合わない場合は、改造して自分の衣装に合わせます。ハトロン紙にベース型紙を写し、加筆する方法が基本です。
初心者は複数の型紙を使用し、改造することがポイントです。型紙が見つからない場合は、一般的な型紙を改造して使用し、理想の衣装に近づけましょう。

布の選び方

コスプレ衣装の布選びには正解はなく、自分のイメージを具現化することが大切です。
リアリティを重視する際は現実の服を参考にします。スーツにはウールや厚手の生地、スポーツユニフォームにはジャージ生地といった生地選びが重要です。

理想の模様がない場合は、自分で模様を入れることも可能です。生地の組み合わせも重要であり、メイン生地と小物生地のバランスを考えることで印象が大きく変わります。
衣装作りの初心者は、メイン生地を決めてから小物の生地を選ぶとよいでしょう。

まとめ

コスプレ衣装を自作する際は、計画的に進めることが大切です。デザインを把握し、適切な型紙と布選びがポイントです。ミシンやアイロンを使用し、効率よく作業を進めると高い完成度を目指せます。

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