成人式のファーはつける?マナーや種類・選び方などを解説

成人式のファーはつける?マナーや種類・選び方などを解説


成人式でつけるファーは、振袖を華やかにするファッションアイテムです。ファーは1月の寒さの対策としても必要なため、ファッション性だけでなく、実用性も考慮して選びましょう。

この記事では、ファーの概要や必要性、選び方を解説します。目的や種類、マナーなども解説するため、ぜひ参考にしてください。

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成人式でつけるファーとは

成人式でつけるファーは、ふわふわした毛皮のようなアイテムです。正式にはショールと呼ばれており、振袖の肩の部分につけられます。また、ファーとストールの違いは、生地の厚さと幅の広さです。一般的には、厚手で幅が広いものをファーと呼びます。

成人式でファーをつける必要はない?

成人式の振袖に、ファーをつけるのは必須ではありません。振袖とファーは、成人式の定番の組み合わせですが、つけない人もいます。ファーをつける人が増えたきっかけは、昭和30年代に現在の上皇后陛下がお召しになったファッションであるといわれています。当時のファッションが女性たちに影響を与え、今では多くの人がファーをつけるようになりました。

成人式でファーをつける目的

ファーは、実用性とファッション性を兼ね備えたものです。ここでは、成人式でつける目的を解説します。

防寒

ファーには、防寒用としての役割があります。成人式は1月に開催されるため、防寒対策を目的としてファーが活用されています。

振袖を着たまま屋外で写真を撮影したり、移動をしたりする場合、首元から冷たい風が入るため、防寒対策が必要です。肩から首にかけて外気から体を守れるため、多くの人がファーをつけています。

ファッション

ファーには、おしゃれなアイテムとしての役割もあります。ふわふわなファーは、可愛らしさを演出するアイテムです。防寒としての実用性だけでなく、振袖の華やかさを引き立てます。

 

年齢を重ねると、振袖とファーのコーディネートがしにくくなる人もいるでしょう。ファーは成人式だからこそつけられるものでもあるため、ファッションとして楽しむことをおすすめします。

ファーの種類

ファーには、毛皮や化学繊維など、さまざまな素材を使ったものがあります。ここでは、使われている素材の種類を解説します。

ラビットファー

ラビットファーは、ウサギの毛皮を使った素材です。柔らかい質感が特徴で、やさしさと温かみのある印象を与えられます。ラビットファーは毛皮の色の種類が多いため、染色しなくても、さまざまな色のものを購入できます。ただし、ウサギの毛皮は抜け毛が多く、素材が痛みやすい特徴があるため、保管する際は注意しましょう。

羽毛ファー

羽毛ファーは、水鳥やダチョウなどの羽毛から作られているものです。別名でフェザーショールと呼ばれており、見た目が可愛いことで、人気が高い素材です。羽毛ファーは素材の軽さが特徴で、歩くたびに羽毛が揺れます。羽毛は温かくて軽い素材であるため、振袖にファーをつけても肩がこる心配がありません。

フォックスファー

フォックスファーとは、キツネの毛皮から作られているものです。キツネの毛皮は高級なため、エレガントで洗練した印象を与えられます。また、毛皮は防寒効果が高く、成人式が開催される1月の寒さの対策にも有効です。フォックスファーはインパクトが強いため、振袖とコーディネートする際は、高級感のあるものを選ぶことをおすすめします。

フェイクファー

フェイクファーは、毛皮と似た化学繊維の素材で作られています。本物の毛皮と同じ防寒性能をもっており、見た目が華やかな点が特徴です。フェイクファーは、毛皮に比べて安価で手に入れられ、色や柄も豊富にあります。化学繊維は、本物の毛皮のように虫食いの被害の心配がなく、保管がしやすい点もおすすめです。

ちりめん

ちりめんは、高級絹織物の1つで、和服や高級呉服、風呂敷などにも使われている伝統的な生地素材です。素材はしなやかで、かつ丈夫で、肌触りもよい点が特徴です。ファーに上品さや高級感のある印象を加えられます。純和風のコーディネートをする際に、ちりめんのファーを使うとよいでしょう。

カシミヤ

カシミヤは、カシミヤヤギの産毛から作られる素材です。別名「繊維の宝石」と呼ばれるほどの希少価値の高さが特徴です。素材に光沢があり、柔らかくて滑らかな肌触りがあります。カシミヤのファーは、軽いだけでなく、保温性にも優れた素材です。吸湿性と放湿性も高いため、式典や写真撮影などが長引いた場合でも、快適に過ごせるでしょう。

レース

レースとは、細い糸を織って模様にしたものです。生地の色や柄のバリエーションが豊富にあるため、個性を表現できるでしょう。繊細で、ロマンチックな雰囲気を演出する際にもおすすめです。ただし、レースは防寒性能が低い点がデメリットです。生地に透けている部分があるため、空気を通してしまいます。防寒を目的とする場合は、他の素材のファーを利用することをおすすめします。

成人式につけるファーの選び方

成人式につけるファーは、防寒性とファッション性で選びましょう。ここでは、選び方を解説します。

防寒性で選ぶ

ファー本来の役割は、防寒です。振袖の胴体の部分は、帯や補正用のタオルなどで温かさを感じます。しかし、首元は布地がないことで風通しがよくなり、寒さを感じてしまいます。成人式が開催される1月は、地域によって気温が違うため、寒さの度合いに応じて素材の厚みを変えるとよいでしょう。

振袖のコーディネートで選ぶ

ファーは、振袖のコーディネートを考慮して選ぶことが大事です。振袖は白だけでなく、グレーや黒など、さまざまな色があります。コーディネートによってファーの選び方を変えると、きらびやかな雰囲気を演出できます。ふわふわで華やかなものを選ぶと、着ている人の気分もあがるでしょう。

成人式でつけるファーは購入する?レンタルする?

成人式以外でファーを使わない場合は、レンタルがおすすめです。レンタルは購入に比べて価格を抑えられるうえに、保管やメンテナンスなどの手間がかかりません。 柄や色などにこだわりがない場合も、レンタルのものを利用することを検討するとよいでしょう。レンタルを利用する際は、清潔感があって、使用感が少ないものを選ぶことが大事です。

成人式以外にも使う予定があったり、こだわりたかったりする場合は、購入をおすすめします。振袖レンタルの人気の色柄は、早めに予約が入ってしまうためです。 色や柄などにこだわる人は、レンタルできない可能性も考慮し、購入を検討するとよいでしょう。他のシーンで活用できるデザインのものを選べば、成人式の後でも着回しができます。

成人式でファーをつける際のマナー

成人式でファーをつける際は、会場や撮影などでのマナーを守りましょう。ここでは、マナーを解説します。

会場でのマナー

ファーは、会場では外すのがマナーです。ファーは洋服でいうところの、コートのような存在であるためです。会場内に入る際に、腕にかけたり、たたんでおいたりする必要があります。 また、室内では暖房がかかっているため、暑く感じる場合があります。成人式の会場についた際は、ファーを外しましょう。

写真撮影のマナー

写真を撮影する際は、振袖の装飾を隠さないようにしましょう。振袖のコーディネートは、装飾や衿元の半衿、重ね衿などもポイントです。 それぞれのデザインを写真に残すために、ファーを外して撮影をすることが大事です。左肩から撮影すると、振袖がきれいに写るのでおすすめです。

まとめ

ファーは、実用性とファッション性を兼ね備えており、防寒やファッションなどの目的で使われます。成人式は1月にあるため、ファーをつけて外気から首元を守る必要があります。 ただし、成人式の会場や撮影時などではファーを外して、マナーを守ることも大事です。色や柄などの種類を検討し、コーディネートを考慮してファーを選びましょう。

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